屋根勾配・傾斜を測る
勾配は聞く相手によって三通りに書かれます。屋根職人は水平12に対する立ち上がりで話し、図面はパーセントを使い、スマホの傾斜計は度を表示します。三つとも一つの角度を指しており、換算は一度覚えれば済みます。
三つの表記
度は水平からの角度です。パーセントは立ち上がりを水平距離で割って100倍したもので、水平4メートルで1メートル上がれば25パーセント。12分のxという書き方は、水平12に対する立ち上がりを示します。45度の屋根は同時に100パーセントであり12分の12でもあります。それを超えると表記は急速に離れます。パーセントに上限はなく、度は90で止まるからです。
読み取り方
屋根に上がる必要はありません。小屋裏の垂木、けらば下端、あるいは屋根面にぴたりと当てたまっすぐな板に、端末の長辺を当てます。先に平らな面でゼロを取り、値を読んだら端末を動かす前に固定します。腕を伸ばした先の画面を目で追うのは誤差のもとです。
この数字が効いてくる場面
材料の選定がここで決まります。多くのアスファルトシングルは特別な下葺きなしで最低12分の4を求め、一方で立平葺きやシート防水には気泡管では気づけないほど緩い勾配用の仕様があります。樋の計画も、積雪荷重も、道路から屋根面がどれだけ見えるかも、同じ角度から導かれます。
| 度 | パーセント | 12に対する立ち上がり |
|---|---|---|
| 5° | 8.7% | 12分の1 |
| 10° | 17.6% | 12分の2.1 |
| 14° | 24.9% | 12分の3 |
| 18.4° | 33.3% | 12分の4 |
| 22.6° | 41.7% | 12分の5 |
| 26.6° | 50% | 12分の6 |
| 33.7° | 66.7% | 12分の8 |
| 45° | 100% | 12分の12 |
よくある質問
写真から勾配を測れますか。
おおよそだけです。写真には遠近のゆがみがあり、屋根の端が真横を向いていない限り、画面上の角度は建物の角度ではありません。
いちばん安全に測れる場所は。
小屋裏です。垂木は屋根と同じ面に属し、屋内で端末をしっかり当てられます。
33パーセントは33度ですか。
違います。33パーセントはおよそ18度です。パーセントと度はゼロ付近でしか一致せず、差は急速に広がります。
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