スマホで信頼できる方位を得る
スマホのコンパスは地磁気を磁気センサーで読みますが、その磁場は弱いものです。近くにある磁気を帯びた物は地球より「声が大きい」ため、屋外では完璧だったコンパスが、机の上では40度もずれることがあります。
二つの北
磁北は磁場が指す向き、真北は地球が回る軸です。その差の角度が偏角で、立っている場所によって完全に決まります。無視できる土地もあれば、10度を超える土地もあります。地図は真北で描かれているので、地図で進むなら、生の磁方位ではなく現在地の偏角を反映するコンパスが必要です。
8の字キャリブレーション
磁気センサーはドリフトし、端末自身が帯びてしまった磁気にも惑わされます。空中で8の字を描くように動かすと、多くの向きの磁場を一度に見せることになり、センサーは自分のオフセットを解いて差し引けます。表示が怪しいと感じたら実行し、机から離れて行ってください。
方位を引っぱっているもの
マグネット式のフラップやカード収納付きケースが最悪の犯人で、常に一緒にいるぶん誤差もどこまでも付いてきます。スピーカー、ノートPC、車のダッシュボード、スチール机、鉄筋コンクリート、ラジエーター、電力ケーブルも磁場を曲げます。金属から2メートルほど離れ、端末を水平・平らに持ち、値が落ち着くまで1秒待ってください。
よくある質問
すべてのスマホにコンパスはありますか。
いいえ。磁気センサーは独立した部品で、廉価モデルでは省かれることがあります。ない場合、アプリは移動から推定した進行方向しか示せず、歩く必要があります。
なぜ何度もキャリブレーションを求められるのですか。
たいていはマグネット式ケースか近くの磁石がオフセットを繰り返し壊しています。要求が続くなら、端末より先にケースを疑ってください。
磁北と真北、どちらを使うべきですか。
地図作業なら真北、別の磁気コンパスから受け取った方位をたどるなら磁北です。大事なのは、アプリがどちらを表示しているかを把握することです。
16のツールが、ひとつのアプリに。 TOOLBOXは、スマホにもともと入っているセンサーを水平器・傾斜計・画面定規・ノギス・コンパス・騒音計・ストロボ回転計に変えます。ブラウザで動き、アカウントもインストールも不要です。
TOOLBOXを開く