スマホを水平器として使う
どのスマホにも加速度センサーが入っていて、静止しているとき感じている加速度は重力だけです。その測定値を作業に向ければ水平器になります。端末が下の向きを割り出し、対象の面がそこからどれだけ傾いているかを教えてくれます。
基準は端末ではなく重力
三軸の加速度センサーは、重力が各軸をどれだけ引いているかを返します。平らに置けばほぼすべてが一軸に集まり、傾ければ引きが分散し、軸どうしの比から角度が決まります。部屋に合わせた校正は一切なく、基準は地球そのもの。だから地下室でもベランダでも同じように働きます。
信じる前にゼロを取る
カメラは出っ張り、ケースの当たりは不均一で、センサー自体も基板に対して数十分の一度ずれてはんだ付けされています。平らだと分かっている面に置いてゼロ合わせを押し、次に端末を180度回して、値が反転するか(ずれていかないか)を確かめてください。この記録されたオフセットは以後すべての測定から差し引かれます。粗い傾きセンサーを、棚を吊るせる道具に変える一手です。
気泡管がまだ勝つ場面
加速度センサーは動きも拾います。稼働中の機械、風にゆれる足場、震える手の脈まで、すべてが値を濁します。しかも短い。端末が測るのは載っている15センチであって、床の2メートルではありません。長いスパンでは、まっすぐな定規材の上にスマホを置き、その定規材を水平に出してください。
よくある質問
スマホの水平器はどれくらい正確ですか。
ゼロ合わせ後、動かない面の上なら0.1度台まで現実的です。棚・額・家電・家具には十分で、機械の芯出しや光学系には足りません。
端末を裏返すと値が変わるのはなぜですか。
その差がセンサー固有のオフセットです。まず平らな面でゼロを取れば、よいアプリはオフセットを差し引き、両向きの値が一致します。
ケースは影響しますか。
します。厚いケースや凹凸のあるケースは、しつこい誤差の最も多い原因です。実際に使うケースを着けたままゼロを取るか、ケースから外して使ってください。
16のツールが、ひとつのアプリに。 TOOLBOXは、スマホにもともと入っているセンサーを水平器・傾斜計・画面定規・ノギス・コンパス・騒音計・ストロボ回転計に変えます。ブラウザで動き、アカウントもインストールも不要です。
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